新生活
4月から新年度が始まり、進級、進学、新社会人と新しく生活を始める方も多いでしょう。そうでなくても、春は新しい気分になるものです。
パソコンでの作業が多くなった現代ですが、まだまだ紙に書く場面は残っています。
特に学生だとパソコンやタブレットでノートを取る人はまだまだ少なく、多くの人はノートに書いているようです。
そこで、気分転換に筆記用具を新しくしてみませんか?
ここでは、ボールペン・万年筆に焦点を絞って書いていきたいと思います。
鉛筆・シャーペン
言わずと知れた筆記用具の王道的存在、鉛筆そしてシャープペンシル。誰もがお世話になったことでしょう。
何と言っても書いたものを消して書き直せる、この修正可能な点が大きな利点となります。そうなると、消しゴムもセットで検討すべきですね
ただ、私自身が鉛筆・シャーペンから長いこと遠ざかっていまして、最近の動向に詳しくないのです。
というのも、鉛筆・シャーペンを筆記用具としてメインで使うのは、高校、あるいは専門学校や大学等の入学試験まで。それから先はボールペンに移行していったので。試験が鉛筆・シャーペン不可だったので、ノートもボールペンで取る人が多かったように思います。
(もちろんシャーペンでノートをとる人もいましたが。あと、ノートパソコンを持ち込んでる人もいました。今だと写真で済ませる人も多いのかな?)
そんなわけで、鉛筆・シャーペンはパスします
ボールペン
パソコン作業が多くなった今でも、ボールペンにはお世話になっています。簡単には修正出来ないのが難点ですが・・・(PILOTのフリクションボールは消せますが)
修正できない分、丁寧にというか慎重にというか、まぁ正確に書くようになることは間違いないです。鉛筆・シャーペンを使っていた頃より、格段に書き損じが減ったように思います。
さて、このボールペン、インクの種類から大きく分けて、油性、水性、ゲルインク、と3種類に分かれます。
ノートやメモを取るといった場面を想定すると、好みによりますが、私は油性だと1.0mm、水性・ゲルインクだと0.5mmの太さが書きやすいです
それぞれ特徴があって
油性は、
- インクの粘度が高く、書き出しがややかすれ、書き終わりにボテというインク溜まりが生じる場合がある
- 書き味はやや重く、それが良いと言う人もいれば疲れやすいという人もいる
- 耐水性がありにじみもない点は大きな利点
水性は、
- インクの粘度が低く、書き味が滑らかな点が利点
- にじむ場合が多いのが難点
- 耐水性は染料インクの場合良くないが顔料インクの場合良好
ゲルインクは上2つの良いトコ取りをした感じで、
- インクの粘度は低いものから中くらいのもので書き味はなめらか
- かすれやボテもなく、にじみもほとんどない
- 耐水性も良好
こうして見てみると、ゲルインク最強な感じがしますが、利点難点を考慮した上で最終的には書き味の好みで選ぶのが良いと思います
万年筆
さて、ここで万年筆!
「今の時代にま、ま、万年筆!?www」
という人も多いでしょうが、これが中々良いんです。
何よりもまず
「その高級感から所有欲を満たせますw」
まぁそれが一番なのかもしれませんが他にも
- 構造上力を入れて書けないので疲れにくい
- ペン先の太さやインクによって書き味が異なる
- 好みのペン先にすれば一生モノになる
- 色々なインクを試せる(黒にも色々種類があるし、特に伝統的なブルーブラックは各社力を入れていて楽しめる)
- 筆跡が綺麗に見える
といった所でしょうか。しかし難点も多く、
- 高価なものが多い
- 手入れが大変(この手入れが楽しめる点でもあるんですが)
- 落とすと壊れる(高いものだと泣きます)
- ペン先の太さは細くする方向でしか変えられない(それも結構なお金がかかる)
- インクの交換が面倒
う~ん、こうしてみると万年筆は趣味の範疇になってくるのかな。とは言っても、興味を持ってくれる人もいるかもしれないのでオススメを挙げてみます。
ラミー サファリ スケルトン LAMY safari skeleton L12
見た目がポップで比較的安価。書きやすいグリップデザイン。
そして、カートリッジ、コンバーター両用。
これ、どういうことかと言いますと、ボールペンの替芯のような感覚で使えるのがカートリッジ式、ボトルに入ったインクを吸い出して使うのがコンバーター式です。
スケルトンなのでインクの残量を確認できますし、色々なインクが使えるので楽しいです。
なんでも、このサファリは、ヨーロッパで2人に1本が所有していると言われ(知らなかった)すごい人気らしいです。
写真にあるのはペン先EFの極細タイプです。
ペリカン スーベレーン Pelikan Souverän
これ結構高級感あると思いませんか?万年筆としては安価な方で人気のある商品です。一番人気があるのは緑縞のM800かな。
スーベレーンシリーズには、ペンの大きさ、本体の色、装飾がゴールドかシルバーか、で色々種類があります。
ただ、基本的なデザインは1950年の発売からほとんど変わっておらず、ペリカンの万年筆の代表的な存在であります。
タイプとしては吸入式で、ボトルに入ったインクを吸い出して使う形になります。
写真にあるのはブルー縞のM405で、ペン先はEFです。適度な大きさで持ちやすく、筆跡もゲルインクの0.5mmくらいになるので重宝してます。
ただ、インクによっては引っかかる時があるので、ペン先はFくらいにしといたほうが良かったかななんて思います。
もう1本追加するとしたら、緑縞のM800でペン先BBの極太が欲しいな。
モンブラン マイスターシュテュック MONTBLANC MEISTERSTÜCK
万年筆を知っている人ならば「万年筆といえばコレ」、というものです。
ブラックのボディにゴールドの装飾、特徴的なホワイトのロゴ、特徴的なデザインは1924年に誕生したそうです。
見た目の美しさも人気の秘訣ですが、品質の高さからくる書き味の良さも長く愛される秘訣と言えます。
こちらも、タイプとしては吸入式で、インクを吸い出して使います。
写真にあるのは146でペン先はMです。程よい大きさで書きやすく、太字なので書き味は抜群です。
もっとも、なにぶん太字なのでノートやメモに使うには太すぎて、もっぱらサイン用(というか趣味用ですね)
まとめ
と、長々と書いてきましたが、
私がオススメする一番の筆記用具は
ゼブラ サラサクリップ 0.5mm 黒
ZEBRA SARASA CLIP black JJ15-BK
です
- 書き味抜群のゲルインクで
- ノック式でキャップレスなのに乾きにくい
- 何よりも安価で何処ででも手に入る
- 色もわりと豊富
- 替芯(JF-0.5芯 RJF5-BK)もある
攻守バランスのとれたサラサ0.5mmが一番オススメの筆記用具です
といいつつ、ノートとかメモ、evernoteなんだよな~。
紙に字書きたい。